日  誌
2010年6月⑥

6月⑤へ 6月⑦へ
2010年日誌
スケジュール
辺野古新基地阻止 日米共同声明粉砕
沖縄を北朝鮮侵略戦争の拠点にするな!  
    6・23東京集会
6月23日(水)18時30分開始(18時開場)
文京区民センター3階 資料代500円
集会後デモ
主催:6・23集会実行委員会 

6月21日(月
夕食は… 2匹で375円の鯵を刺身に 特売の絹豆腐
カヤク・そーめん これまで7種で200円台の飲茶風 三里塚のキュウリをぬか漬け

6月20日(日
夕食は動労千葉物販の


盛岡冷麺

6月24日は、4・24集会弾圧裁判判決公判に集まろう!
3・14法大弾圧を許さない法大生の会のブログから転載
★4・24集会弾圧裁判・判決公判

 6月24日(木)13時30分開廷
 東京地裁429号法廷

※傍聴される方は、12時40分東京地裁傍聴券配布所に集まってください

★判決公判報告集会    

 6月24日(木)18時~
 弁護士会館10階1006会議室

 だ  ん   け  つ 2010年6月20日
№390
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11
「安保粉砕・菅打倒」
6・23へ! 秋葉原で街宣
 6月19日午後、JR秋葉原駅前にて「とめよう戦争への道!百万人署名運動」の呼びかけで6・23に向けた街頭宣伝を行った。沖縄を戦時下の状態におき、参院選に突入した情勢の中で、「菅政権打倒」を掲げた初の街頭宣伝だ。駅に到着するとすでに民主党の宣伝カーが停まっており、完全に民主党とかち合う形で街頭宣伝が始まった。「辺野古に基地をつくらせるな」「戦争と改憲の菅政権打倒」のゼッケンを見てチラシを受け取りにくる労働者が多い。数人のグループで署名をしていく青年労働者、学生が目立った。筑波大に通う女子学生は、「ゼミで署名を集めてみます」と署名用紙を持ち帰った。「就職先がなくて、自衛隊に入った」という入隊一年目の青年労働者は、「沖縄の基地は撤去した方がいい」と署名に応じた。「今後もぜひ資料を送ってほしい」と連絡を交換できた学生、青年労働者も生まれている。

一方で、「菅さんはちゃんとやってくれるのでは?」といった反応も当然あった。これまで通りの訴えではかみ合わないということも実感した。「戦争と改憲」の菅政権と批判しているだけではまだまだ通用しない。6・13を打ち抜いた上での飛躍が必要と感じた。「労働者にこそ基地をなくし、戦争を止められる力がある」ということを、どれだけ展望を持って訴えられるかではないか。実際、北朝鮮への侵略戦争を押しとどめているのは韓国と沖縄の闘いだ。そうした力が労働者にはあるのだ。その力を根底から解き放つ闘いが「安保粉砕!」だ。この闘いを潰そうとしているのが菅政権であり社民党ではないか。

核心は労働組合をめぐる攻防である。労働者の決起は連合の裏切りによって押しとどめられているにすぎない。口先だけでなく、職場・学園から闘いを始め、勝利の展望をつかんでいることが本当に決定的だと感じた。「これからの課題は何か」が実感できる街頭宣伝だった。残り3日間、全国で全力で闘い、6・23闘争を大爆発させよう!(TG)
辺野古新基地阻止 日米共同声明粉砕  沖縄を北朝鮮侵略戦争の拠点にするな!  
6・23東京集会
6月23日(水)18時30分開始(18時開場)
文京区民センター3階 資料代500円
集会後デモ
主催:6・23集会実行委員会 

6・13に続き、神奈川労組
交流センターが
国鉄集会
 6月18日、神奈川における新たな国鉄大運動の出発が宣言されました。神奈川労組交流センター主催の集会には103人が結集し、6・13大集会の熱気と感動そのままに、動労千葉や絶対反対を貫く国労闘争団の同志と一つになって、大恐慌-新自由主義と対決する労働運動を神奈川から作り出していく決意があふれました。昨年8・30情勢を超える時代の中で、神奈川においても昨年を超える大流動化と激しい体制内との激突・攻防が起きています。この中で交流センターが3役を先頭に組織の飛躍をかけて、6・13=6・18を一体の集会としてかちとったことは決定的です。今こそ「激動期の行動原理」で、勝利の確信を深め、階級と結びつき、時代を変えていこう!

 基調報告に立った神奈川労組交流センター共同代表の西田貴広さんは、6・13集会から始まった全国運動を神奈川で強力に作り出していくことを提起。横浜交通局の市バスの運転手が「酒気帯び出勤」だとして6月に懲戒免職処分とされたことを挙げ、「事故は合理化で人が減らされているから起こっていることだ。すべての責任は当局にある。動労千葉の反合・運転保安闘争を自分の職場で貫いて闘おう」「全逓JP労組では委員長が機関紙で国益を守ると言い出した。国益と労働者は相容れない。こんな体制内を本当に打ち破ろう」「闘いはシンプルだ。何よりも労働者を信じることだ。そうすれば必ず応えてくれるし絶対に運動は進むということを確信して闘おう」と力強く提起しました。

 圧巻は動労千葉と国労闘争団3人の訴えです。6・13集会の感動と熱気そのまま、参加者全員が「もう一人の闘争団になろう」と決意を固めました。

 動労千葉の滝口誠さんは「全国を回っていて、大運動、手ごたえありと痛感している。904人の中に仲間を作っていくことが核心だ。九州の動労千葉物販オルグに羽廣さんが一緒に回ってくれた。組合員が『自分の物販もあるのに大丈夫ですか』と聞いたら羽廣さんが『動労千葉から始まるんですよ。動労千葉が負けたら私はない』と言われ、感動したといっている。国労の仲間と向き合ってやっていこうと気持ちをつかんできている。両輪で闘う」。秋田闘争団の小玉忠憲さんは「分割・民営化で国労も1年間で15万8千人が処分を受けた。25人くらいが懲戒免職、停職が230人にもなっている。国労本部が指令を出したわけではない。現場は無茶苦茶闘っていた。分割・民営化は避けられない運命でも宿命でもなかった。指導部があればひっくり返せたということだ。国労職場から『共に闘う国労の会』への組織化をやりぬき、力をつけよう」。小倉闘争団の羽廣憲さんは「分割・民営化、不当解雇をはずしたところで何があるのか。認められることは1ミリもない。労働者としての誇り、何物にも代えがたい労働者の団結に依拠し、責任勢力として、労働運動でやれることをすべてやろう。資本はグラグラだ。われわれの力で打倒しよう」。最後に国労闘争団の成田昭雄さんは「問題ははっきりしている。賛成か反対か、はんこを押すのか押さないのか、闘うのかどうかだ。分割・民営化攻撃は当該だけの問題ではない。老若男女含めてすべての問題なんだ」と熱く訴えました。

 会場からの発言・決意表明を受けて、最後に神奈川労組交流センター共同代表の二本柳実さんが具体的実践的方針を提起し、神奈川における全国運動を作り上げていくこと、何よりも自分の職場で闘うことを改めて確認して閉会しました。(神奈川・O)

6月19日(土
ガンを飛ばすブーちゃん
昼食は付け麺 野菜炒めのトッピング 餃子
明太子ふりかけご飯 寄付です
午後からは三里塚野菜の「青空市」
寄付のイーゼルで立て看板
転んで傷にアロエベラ
お洒落な弁当かご
夕食は、暑い日が続くので、

スタミナ食。

ウナギ・トロロご飯

冷奴に、ウナギの肝串
三里塚野菜


誰がくれたか「深大寺ビール」
今日の朝のミーティング。
6・13の集会の感想。
「あんなに大勢の人が、ものすごい集中していて、オーラっちゅうか、そういうものを感じた。ここから勝手に出たり入ったり、動いちゃ迷惑かけるな、じっとしていよう、と思うほどだった。」
いつも、じっと一つのところに座っているのが苦手な人の発言だっただけに、これを聞いて皆が感動。それだけこの集会がすごかったということ。

「ボクは映画のワンシーンに自分も参加しているような、ある種の高揚感があった。集会の発言全部が実にすっきりとしていて、明確だったからだと思う。」

6・13にむけて、皆が準備してきたこと、積み上げてきたこと、挑戦してきたことが確信になっている。
ここから、労働者階級を壮大に獲得していこう!!

市道閉鎖実力阻止へ全国から結集を
三里塚芝山連合空港反対同盟のブログから転載
100616.JPG

6月14日、小泉成田市長は成田空港会社のと間で、団結街道(成田市道)の売買契約を結びました。隣接地権者や利用者の同意なき違法な手続きの上に、売買価格はなんと743万円。一坪わずか1万円足らずという破格の安さです。
 市東さんの不当逮捕に象徴される、市道閉鎖のデタラメさはここに極まりました。市道をめぐる情勢は、再び緊迫の度を強めています。市東さんが身をもって示したように、反対同盟は身体を張って市道閉鎖を阻止する決意です。
 6月16日、支援連絡会議は京成成田駅頭でビラまきをおこない、売買契約のデタラメさと、反対同盟の闘う決意を市民にアピールしました。
 閉鎖実力阻止へ、全国からの結集を呼びかけます。6・27闘争で、空港会社に「私たちは本気だ」ということを知らしめようではありませんか。

6月16日の駅頭ビラは こちら


動労千葉を支援する会のホームページから転載

6・27 三多摩 動労千葉を支援する会結成集会

6/20山陰 動労千葉を支援する会結成総会
ギリシャの公共・民間労組が6月29日にゼネスト実施へ

 だ  ん   け  つ 2010年6月19日
№389
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

中国ホンダスト、トヨタストの
背景にあるもの
   
 本田の中国工場でのストライキは終わったと発表されながら、実はゲリラ的にストライキは続いている。天津にあるトヨタの工場でもストライキが起きており、日系企業から始まった労働者のストライキが他の外資系企業や国有企業などにも次々と広まっている。この背景にあるのは、日米を超える形で広がった新自由主義的な格差社会への怒りであり、だからこそ今、中国スターリン主義もこの事態への対応に汲々として追いつめられている。
 しかしなぜ、日本企業からストライキの波が始まったのか? それには理由がある。あの本田の(そしてトヨタの)ストライキを闘った多くの若者たちは、実は身分は学生であり、「実習生」なのである。

 これはどういうことか? 実は本田もトヨタも、中国の労働法などの法律をくぐるために、農民工で都市に入ってきた若者たちを、工場と関連のある「学校」に入学させて「学生」にし、実習生として働かせている。つまり彼らは労働者ではなく学生であるから、労働法の対象外になるというわけである。そして労働者としての権利を奪われた労働を強制されていた。しかも彼らは、「サボタージュやストライキ、(抗議)集会などをしない。もしした場合は、会社による退学処分を自ら受け入れます」という誓約書を書かされており、本田経営の悪質さを示して余りある。

 彼らが受け取っていた平均1500元という賃金は、そもそも高い賃金とはいえない上に、結局は寮の入居費などでピンはねされ、本来の金額以下の、およそ生活できない状況に追い込まれていた。

 日本でしばしば中国から来た労働者が「研修生」として、企業によって低賃金での奴隷労働を強制され、寮費などをピンはねされている。この日本国内でやっていた違法労働を、本田もトヨタも、中国の工場で大規模に展開していたのだ。この日帝資本の悪らつさは絶対に許すことはできない。しかもこの手法は、中国の外資系大企業では一般的な手法になっているという。これに対する青年労働者の怒りが爆発したのである。

 こうして、青年労働者が、中国スターリン主義の御用労働組合である総工会の統制がきかない形で闘いに立ち上がり、資本から中国の体制まで揺るがす事態を生み出してしまったのである。労働者支配の機関である総工会は、彼らの反乱に対して結局は暴力的に襲いかかるしかないという破産を、満天下に示してしまった。そしてこの悪らつ極まる日帝資本の工場で火がついた、青年の農民工をはじめとする中国労働者階級の怒りが、今、中国労働運動の新たな高揚につながろうとしているのである。

 中国スターリン主義は、温家宝首相が農民工と座談会をするとか、賃上げ政策に舵を切るとか、対応に必死である。しかし、一度火のついた中国労働者階級の怒りは決してやむことはない。この怒りは、スターリン主義官僚による労働者支配の要をなす総工会の職場支配をも打ち破って、中国スターリン主義と侵略資本を打倒する闘いに発展していこうとしている。それは中国の労働者がまさに、全世界の労働者とともに世界革命に向って進むことを意味している。求められているのは、反帝国主義・スターリン主義プロレタリア世界革命の思想と国際団結の闘いだ! 中国の闘う労働者との連帯をかちとるためにも、新たな国鉄決戦を爆発させ、8月反戦反核闘争に突き進もう!(G)

6月18日(金
ブーちゃん、独壇場
昼食はカレー カボチャ・コロッケ サラダ
太田さん差入れの手作りパン
夕食は三里塚の大根と豚肉などの煮物 1匹398円(安い!)のイナダの刺身
残りご飯でゴボーと鶏肉の混ぜご飯 ホタテの稚貝の汁
夕食後、東京生きさせろ連絡会の会議の後。交流会
酒を飲みつくし、動労千葉物販の焼酎
「6月13日の集会は大成功しました!」と、店頭で報告号の「団結ビラ」をまいています。
それを受け取った人が
「大成功だったんだって?」と、店に入ってきます。早速、報告。賛同した人も、カンパをくれた労働者も、この集会が他人事ではありません。

政治和解は絶対に許さない!私たちはこの6.13という決定的な大運動の出発点を勝ち取った。
労働組合の団結で、職場の闘いで、大運動をガンガン進めていこう!!
国際連帯の力もある!

このうねりは、絶対に新しい「獲得」につながっていくはずです。
一人、また一人、と立ち上がっていく人が、団結の仲間が増えていくはずです。

新自由主義と対決していく労働運動を発展させよう!!
署名の呼びかけ人からのアピール その①
3・14法大弾圧を許さない法大生の会のブログから転載
6・9ドイツ全国教育ストライキ 85000人がストと街頭デモ
動労千葉を支援する会のホームページから転載
学生デモ隊ドイツ南部の都市フライブルク駅占拠


 だ  ん   け  つ 2010年6月18日
№388
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11
「闘えば必ず勝つ」
の遺志を引き継いで
 反対同盟本部役員として、常に芝山反対同盟の先頭で闘い続けてきた鈴木幸司さんが、6月12日(土)午前1時50分、逝去されました。行年86歳でした。

 
告別式は香取郡多古町のさくらの宮ホールでとりおこなわれました。告別式も前日の通夜式も、式場あふれんばかりの参列者で、しめやかながらも盛大に、故人を偲びました。

 告別式では、北原鉱治事務局長が弔辞を述べました。以下紹介いたします。
弔  辞
   闘いを人生として生涯をまっとうされた鈴木幸司さん。
 闘えば必ず勝つ、があなたの強い信条でした。その不屈・非妥協の闘いが今なお成田空港建設の完成を阻止し続けています。

 闘いを喜びとし、生きがいとしたあなたの強い意思の根底には、あの第2次世界大戦で「天皇のために死ぬ」ことを強制された戦争体験がありました。敗戦後、あなたは2年間に及ぶシベリア抑留生活を余儀なくされ、生死の間をさまよいながらも何とかして生きて帰ってこられたのでした。そして、「国民を戦争に動員した天皇制は絶対に許せない」と激しい憤りをもって、二度と世界大戦を繰り返させないために、反戦反基地の闘いの先頭に立ち生涯をかけて闘ってこられました。ベトナム侵略戦争が激化する中で始まった成田空港建設に対して、誰よりも早く「軍事空港建設反対」を叫び、反戦の砦・三里塚、の闘いに身を投じてこられました。戸村精神に誇りと確信をもってまっしぐらに闘ってこられた姿は鮮明に残っています。

 農民殺しの農地強奪を強行する政府・国家権力に一歩も引かず、2度にわたる不当逮捕をものともせずに、徹底的に闘いぬいてこられました。あなたの凄まじいばかりの闘魂は、たびたび国家権力・機動隊を圧倒しました。とりわけ、反対闘争切り崩しのためにかけられた成田用水攻撃に対しては敢然と立ち向い、廃村化に対しても2期にわたる町議会議員としての闘いで決意を実践されました。本当にあなたのすばらしい空港絶対反対の信念と闘魂には頭の下がる思いです。世の中を変えるためには、あなたのような闘いが絶対に必要です。あなたの強い意思は、家族および反対同盟に引き継がれています。必ず勝利を勝ち取るでしょう。
 
 40数年、共に闘いぬいた鈴木さん! かえすがえすも残念な思いでいっぱいです。元気な頃には、よく魚釣りに一緒に行ったものでした。また、あなたはボウリングをよくやられ、夫婦連れ立って行かれたと聞いています。皆からも鈴木さんは元気ですね、と驚かれるほど何事にも積極的にやりぬいてきました。全国の集会にも飛び回ってくれました。反対同盟の団結野球大会でも元気に走り回っていた姿が昨日のことのように思い出されます。闘争を生きがいとして全力で闘ってこられた鈴木幸司さん、なによりもあなたの鮮烈な闘う姿は、反対同盟の誇りであり全国の多くの人民の心に焼きついています。あなたの遺志は全国の労農学人民にがっちりと受け継がれ、勝利を導くことは間違いありません。私達はこれからも全力で闘います。どうかゆっくりと休んでください。ご冥福をお祈りします。
         2010年6月14日
                      三里塚芝山連合空港反対同盟  
                        事務局長・北原鉱治

No.

国鉄分割・民営化反対 1047名解雇撤回 新たな全国運動スタート! 6・13大集会に1635人が結集
6月13日、東京・文京シビックホールにおいて、「国鉄分割・民営化反対 1047名解雇撤回 新たな全国運動スタート 6・13大集会に1635人が結集し、熱気あふれる集会がかちとられた。
 全国金属機械労組港合同の中村吉政副委員長の司会で開会し、呼びかけ人である葉山岳夫弁護士が「4・9解決案は原則的労働運動をつぶすことを狙った一大反動攻撃だ。和解案を拒否した4人の国労闘争団の弁護団に加わった」と開会のあいさつを行った
  新自由主義と対決する新たな運動を

 動労千葉から田中委員長が新たな闘いに向けた訴えを行った。「24年にわたる国鉄分割・民営化反対闘争の結末がこれでいいのか。国鉄改革法の承認であり、JRに法的責任なしの承認でいいのか。そもそもこれは労働組合を闘わないものにかえるという、戦後の労働運動の歴史を画する攻撃だ。攻防の焦点は労働組合だ。労働組合、労働者は団結して社会を動かすすばらしい力を持っているはずだ。この大運動は、新自由主義攻撃と対決し、この時代に通用する新しい労働運動をもう一回つくりあげたい。私たちの解雇撤回闘争はそういう闘いと一つのものだ。全国に巻き起こっている怒りの声を結集しよう」と訴え、会場から万雷の拍手が応えた。

  呼びかけ人からの訴え
 5人の呼びかけ人が登壇し、この全国運動をよびかけた各々の思いを語った。日本近代史研究者の伊藤晃さんは「全国運動は、社会の無数の運動が大きな力となってまとまっていくきっかけにならなければいけない」。愛媛県職労宇都宮理委員長は、「自治体労働者に大民営化、首切り攻撃が突きつけられている。動労千葉が切り開いた尼崎事故弾劾闘争や反合闘争を通して多くを学んだ。国鉄闘争を終わらせないことは全労働者にとって最後の砦といってもいいくらい大事な事」。韓国労働運動史研究家の金元重さんは「国鉄闘争の意味を韓国労働運動の発展、苦闘と重ね合わせて見ている。民主労総ソウル本部の32人の指導者が全国運動への賛同を表明していることは1047名闘争への注目を示している」。法政大学弾圧裁判弁護団長の鈴木達夫弁護士は、「北朝鮮への戦争が切迫し、ただならぬ情勢。解決を喜んだという中曽根の分割・民営化にかけた野望を労働者の闘いによって打ち破ろう」。憲法と人権の日弁連をめざす会代表の高山俊吉弁護士は、「前原国交省は、『国鉄改革の完遂に全力をあげるといっている』。闘う弁護士と闘う労働者・労働組合が一つになるときがきている」。三里塚反対同盟本部役員・鈴木幸司さんの葬儀のため急遽欠席された北原鉱治事務局長からの熱いメッセージが読み上げられた。さらに、とめよう戦争への道!百万人署名運動の西川重則事務局が連帯のあいさつを行った。新たに呼びかけ人に加わった元国労九州本部書記長手嶋浩一さんらのメッセージが紹介され、ス労自主入江史郎委員長が熱烈なカンパアピールを行った。動労千葉長田書記長が後半の司会を行い、呼びかけ人を代表して動労千葉を支援する会の山本弘行事務局長が「新たな全国運動の趣旨・目的と当面の課題」を提起した。
  動労千葉争議団・国労闘争団員が訴え
 当該の動労千葉争議団と4名の国労闘争団が登壇し、集会は最高潮となった。高石正博君は、「動労千葉は当然和解から除かれた。これまではちょっと遠慮しながらやってきたが、これからは最先頭で本当に納得のいく解決まで闘っていく」。中村仁君は、「一人の首切りも許さない闘いを貫いて解雇された。これが労働者の魂だ。原則を曲げずに闘う労働運動を作り出すために全国に物販を広げて下さい」、中村俊六郎君は、「これからが本当の正念場。これからも全力で闘っていく」と決意を表明した。さらに和解案を拒否してたちあがった北海道、九州、秋田の国労闘争団員が「国鉄の責任を問わないなど絶対に許せない。私たちの闘いは全労働者のおかれている現実を変えていく闘いだ」と決意を鮮明にした。
もっとも注目された動労千葉争議団・国労闘争団員
 さらに佐藤正和新小岩支部長のブラジル訪問報告をはさんで決意表明が行われ、最後に全日建運輸連帯労組間生支部の高英男副委員長が「この闘いを孤立させないための武器は現場からの闘い以外にない。徹底的に現場を組織しよう」と閉会のあいさつ。動労西日本大江照己委員長の音頭でインター斉唱、団結ガンバローで終了した。大恐慌時代に立ち向かう新たな闘いが始まった。
大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!

 


6月⑤へ 6月⑦へ
2010年日誌
inserted by FC2 system