日  誌
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スケジュール

「国鉄闘争の火を消すな」
新たな全国運動を呼びかけます

伊藤 晃(日本近代史研究者)
入江史郎(スタンダード・ヴァキューム石油自主労働組合委員長)
宇都宮理(愛媛県職員労働組合委員長)
大野義文(元安芸労働基準監督署長)
大和田幸治(全国金属機械労働組合港合同事務局長)
北原鉱治(三里塚芝山連合空港反対同盟事務局長)
金 元重(韓国労働運動史研究家)
高 英男(全日本建設運輸連帯労組関西地区生コン支部副委員長)
鈴木達夫(弁護士・法政大学弾圧裁判弁護団長)
高山俊吉(弁護士・憲法と人権の日弁連をめざす会代表)
中江昌夫(元国鉄動力車労組副委員長)
葉山岳夫(弁護士・動労千葉顧問弁護団長)
山本弘行(動労千葉を支援する会事務局長)
矢山有作(元衆議院議員)
全日本建設運輸連帯労組関西地区生コン支部

呼びかけ文(PDF) テキスト 全国運動の要綱 
賛同用紙


6・13大集会ビラ(PDF6.46MB)

 支援する会がタブロイド判リーフを作成

PDF(1,4メガ
  国鉄分割・民営化に反対し、1047名解雇撤回闘争を支援する全国運動要綱

一、名称は「国鉄分割・民営化に反対し、1047名解雇撤回闘争を支援する全国運動」とする。

一、目的と運動
  本会は、新自由主義攻撃への対抗軸となる新しい労働運動をつくりあげることを展望し、国鉄分割・民営化反対、1047名解雇撤回に向けた全国的な運動を呼びかけることを目的とする。
 ①本全国運動への賛同(団体・個人)運動を呼びかける。
 ②動労千葉争議団、解雇撤回を闘う国鉄労働者の生活と活動を支えるカンパ・基金を呼びかける(当面の目標を1億円とする)。
 ③動労千葉を支援する会、国鉄闘争支援運動の組織化を全国に呼びかける。
 ④鉄道運輸機構・JRとの闘い、物資販売運動等、解雇撤回に向けた動労千葉、国鉄労働者の闘いを支援する。
 ⑤会報を発行する。

一、呼びかけ人のもとに幹事会をつくる。幹事会は、呼びかけ人および動労千葉で構成し、全国運動の日常的方針を討議する。

一、支援カンパ・基金の送金先は事務局とする。 〒260-0017 千葉市中央区要町2-8 DC 会館内


郵便振替口座 00220 ー9ー140268 「国鉄闘争全国運動」
(郵便振替口座は5月17日以降に使用できるようになります)
中央労働金庫 千葉支店 普通6130237 「国鉄闘争全国運動 代表山本弘行」

一、事務局 事務局は動労千葉におく。
〒260-0017 千葉市中央区要町2-8 DC 会館内 
電話043-222-7207
      FAX043-224-7197 


5月31日(月

 だ  ん   け  つ 2010年5月31日
№370
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11
5・28沖縄、「日米共同声明」に
新たな闘いを誓う
 5月28日、「日米共同声明」への怒りの声が沖縄全島に響き渡った。名護市役所に1200人、県庁前県民広場には1500人(いずれも主催者発表)が結集し、新たな闘いを誓い合った。それまで小雨だった名護も集会開始時には強い雨が降り、傘やカッパで雨をしのぎながらの参加となった(写真)。

 仕事が終わって駆けつけた労働者、おじぃおばぁから子どもたちまでが市役所の中庭を埋めていく。高教組は名護市内の分会旗を掲げて結集している。学校からそのまま制服姿で参加した女子高校生もいる。開会宣言、稲嶺名護市長の挨拶の後、決意表明が続いた。何よりも14年にわたって基地建設を阻止してきた闘いの勝利性と新たな闘いを決意する集会として闘い取られた。
 名護の地でこれだけの怒りと戦闘性満ちあふれる集会は久方ぶりのことだ。
 沖縄労組交流センターの労働者とうるまユニオンの労働者がともに結集し、うるまユニオンのビラが集会参加者に配られた。みな手を伸ばしてビラを受け取り、すぐに食い入るように読んでいる。「これだけの注目度でビラが受け取られたのは初めてだ」と名護の労働者が語っているように、闘いの方針を求めて名護の労働者階級人民が結集したのだ。

 同時刻、県庁広場に結集した労働者に沖縄労組交流センターの仲間が6・13大集会のタブロイド版を配布した。ほとんどの参加者が受け取り、集会そっちのけでタブロイド版を読んでいる参加者もいた。この場で発言に立った沖縄4区選出の民主党国会議員には冒頭から激しいヤジと怒号が飛んだ。「離党してからモノを言え!」「お前も共犯だ!」。この国会議員は卑屈な弁解に終始した。社民党も「福島党首は頑張っている」と言うことしかできない有様だ。街頭でも「ワジワジーしている」「次の選挙で結論がでる」「運動を継続して現政権と対決していく」と言う声が相次いだ。

 日米両帝国主義は8月末までに工法を決定し、9月の日米安全保障協議委員会(SCC=2+2)でそれを確認、11月の日米首脳会談というプランで進めようとしている。しかし、7月参院選から9月沖縄統一地方選、そして11月県知事選と、沖縄は「政治決戦」の年でもある。日米両帝国主義の思惑通りに進むわけがない。裏切り者=民主党への怒りが極点に達している。社民党は実はもっと悪質だ。「県外・国外移設」を率先して進めようとしているのが社民党、とりわけ社民党沖縄県連だ。「移設論議」は労働者階級への分断攻撃そのものだ。「県外移設」「国外移設」とも、労働者階級の立場ではない。あくまでも基地撤去であり、日米安保同盟粉砕こそが沖縄と本土、全世界の労働者階級の団結して進む道である。

 体制内指導部は「オバマ礼賛」「民主党礼賛」「鳩山礼賛」で労働者階級人民に幻想を煽ってきた。そのすべてが破産したのだ。にもかかわらず連合は参院選での組織内候補(民主党候補だ!)の票集めに奔走している。彼らは沖縄の労働者階級人民の怒りが自分たちに向くことに恐れおののいている。しかし確実に階級闘争は体制内指導部を打倒して新たな激動期に突入しつつある。

 ハッキリさせなければならないのは、辺野古新基地建設を阻止してきた14年間の勝利の地平である。それは地元のおじぃおばぁを先頭にして、何よりも沖縄と本土の労働者階級人民の闘いが切り開いた地平だ。この闘いを再び労働者人民の手に取り戻して闘うときが来た。それは労働組合が闘いの先頭に立って闘ってきた戦後沖縄の階級闘争の歴史を、大恐慌情勢下で甦らせていくことである。それは労働運動の原点である「解雇撤回」を闘う国鉄1047名闘争と沖縄の労働運動が結びつくことの中にある。闘う沖縄の労働者人民とともに、6・13までの2週間を全力で闘い大結集を勝ち取ろう!(沖縄・I)

鳩山政権支持路線の破産示した
自治労中央委
 5月27―28日に浜松で自治労中央委員会が開かれた。全国労組交流センター自治体労働者部会と静岡労組交流センターは、結集する組合員に国鉄・沖縄決戦、鳩山民主党・連合政権打倒を訴える宣伝活動を行った。1047名闘争での「政治和解」が動労千葉争議団を排除して国鉄闘争を終わらせようとする大裏切りであり、なんら雇用は保証されないことを初めて知った自治労組合員に衝撃が走った。中央委開始前の1時間半の間に組合員ら6人が6・13集会賛同署名に応じ、議場では本部議案そっちのけで労組交流センターのビラや討議資料が読まれた。

 中央委では、すでに労働者人民から見放されている鳩山民主党・連合政権をあくまで支えようとする本部の裏切り路線がますます明らかになった。徳永秀昭委員長は冒頭のあいさつで、普天間問題についての見解を表明した。日米合意を「問題を残す内容」と言い、鳩山批判のポーズをとって現場労働者の怒りをかわしつつ、民主党政権をなおも支持せよと迫った。民主党・連合政権を「安定政権」化させるために参院選で自治労組織内候補「えさきたかし」ら連合の候補を高位当選させようと呼びかけた。拍手はまばらだ。自治労本部の民主党・連立与党支持路線は大ピンチだ。

 討論では「米軍基地はどこにも要らない」(青年部)、「安保をなくせ」(高知)というまっとうな意見も出される一方、鳩山首相擁護に終始し「対等な日米関係で基地をなくすことができる」とする意見さえ出た。日米同盟強化で基地撤去!? という驚くべき見解だ。社民党の連立参加を維持しようという思惑だが、中央委員会終了後の午後6時すぎの福島みずほ党首の大臣罷免で空しく終わった。安保粉砕・日帝打倒の闘いの爆発で米軍基地を撤去させる以外ないことは明らかだ。
 国鉄問題に関する自治労本部の見解はまったく示されなかった。唯一、北海道本部が「国鉄闘争は20年で大きく前進した。自公政権では望めなかったことだ」と述べた。1047名当該を最も多数含む北海道で国鉄闘争を支援してきた自治労・日教組組合員を裏切る発言だ。

 だが現場組合員の怒りは抑えることができない。人事院が公務員連絡会との交渉で日々雇用職員(国家公務員)の雇用期間の上限を3年とする回答を出したことを本部が評価したことに、臨時・非常勤職員協議会議長をはじめ厳しい本部批判が続出した。

 本部は、自治体における非正規職化、外注化・民営化攻撃と対決するどころか、「財政再建のために」それらをむしろ促進する立場をとっている。中央委の「当面の闘争方針」は、公共サービス基本条例・公契約条例制定運動を打ち出した。昨年の熊本大会で廃止を求める意見が続出した指定管理者制度については「抜本改革」と称して延長と改悪を提案した。中央委の最後に「普天間基地の国外移転と新たな日米関係の構築を求める決議」と「闘争宣言」が採択された。前者は鳩山政権の「対等で緊密な日米同盟」路線の自治労版でしかない。後者は「地域主権改革」の名で道州制=公務員360万人首切りを推進する宣言だ。
 このような自治労本部に未来はない。「大恐慌を革命へ」のスローガンを掲げ、国鉄大運動と反合理化闘争を展開し、その力で自治労本部と鳩山民主党・連合政権を打倒し、自治体労働運動をよみがえらせよう。(KW)

5月30日(日
日米合意を許さない 名護緊急市民集会!
沖縄北部合同労働組合(うるまユニオン)blog!!から転載
6月13日の大集会に向けて、各地で、学生や青年労働者が、もと青年だった労働者も、活動を本格的に開始しています。

この大恐慌情勢の中、これに立ち向かい、階級的労働運動を作り上げていくこと。
「和解情勢」の意味することを自分の問題としてとらえ、これまでの発想をのりこえ、転換して、挑戦していきましょう!
「ギリシャに続け」
ポルトガルで大規模デモ 数万人、緊縮財政に反対ビデオ
動労千葉を支援する会のホームページから転載
 【ロンドン共同】ロイター通信などによると、財政赤字が深刻なポルトガルの首都リスボンで29日、政府の財政緊縮策に反対する大規模デモが行われ、官民の労組員ら数万人が参加した。
 ギリシャのような大混乱にはならなかったが、労組幹部は抗議活動を強め、緊縮財政撤回を政府に要求。「ギリシャに続け。(今度は)ゼネストだ」と書いた横断幕も掲げられた。
 ポルトガルは財政赤字が昨年、国内総生産(GDP)比9・4%に達し、ユーロ圏ではギリシャなどと並ぶ深刻な状況。政府は13日、公務員の賃下げや付加価値税引き上げを含む政策を承認、2013年にはユーロ圏の財政規律である財政赤字同3%未満の達成を目指す。ビデオ
ホンダのスト、従業員が「とことんストライキ」とスローガン掲げる
ビデオ多数みれます
5月27日 フランス労働者らが大規模ストライキ
記事とビデオ

5月29日(土
昼食は鮭のホイル焼き
6.13のビラ折り ハマちゃんのおごりで3時
夕食は…  ハサミ豚カツ ハマチとマグロ漬け
 差入れのイチゴ
5・28法大デモの動画できました!             京都大学で処分撤回小屋完成!
3・14法大弾圧を許さない法大生の会のブログから転載
 
沖縄は、辺野古合意を認めない!
  「沖縄差別そのもの」…徹底抗戦の構え
大勢の人が集まった「辺野古合意」を認めない緊急市民集会。「地元の頭越しの日米合意は無効だ」「沖縄の反撃はこれからだ」。日米両政府が28日に発表した米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に関する共同声明は、移設先を同県名護市の「辺野古」と明記した。地元の了解のないまま、両政府が一方的に移設先について合意したことに、沖縄県では県内各地で激しい怒りの声が渦巻いた。県外移設を求める声は強まるばかりで、沖縄は徹底抗戦の構えだ。

 移設先とされた名護市では、日米共同声明に抗議する緊急市民集会が市役所中庭であった。市などが主催し、雨の中、約1200人(主催者発表)が参加。地元の頭越しでの日米合意に激しい怒りをぶつけた。

市民代表として登壇した農業、比嘉盛順さん(70)が「マグマのような怒りが煮えたぎっている。人をだますようなことをして、首相と言えるのか。基地問題に苦しむ人に手をさしのべるのが、真の友愛ではないのか。これからが本当の闘いだ」と決意を表明すると、会場から拍手や歓声がわいた。

 集会は最後に「沖縄にさらに新たな基地を押しつけようとする合意は『沖縄差別』そのもの」として日米共同声明の撤回を求めるアピール文を採択した。
 また、那覇市の県庁前広場であった抗議集会にも、労組や市民ら約1500人(主催者発表)が駆けつけた。
 県選出国会議員や県議らが次々とマイクを握り、日米共同声明の破棄などを訴えた。民主党の瑞慶覧長敏衆院議員(沖縄4区)が「本土の民主党と沖縄の民主党は違う。地元合意のない共同声明には何の意味もない」と訴えると、会場からは拍手が起こった。

 最後に「日米合意を県民は認めないぞ」「基地の県内たらい回しをやめろ」などとシュプレヒコールで気勢を上げた。(毎日新聞)

 だ  ん   け  つ 2010年5月29日
№369
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11
団結街道死守へ、
全学連行動隊の現地派遣始まる!
 全学連は決戦の三里塚に「全学連団結街道現地決戦行動隊」の派遣を決定した。5月24日、その先頭を切って、全学連委員長代行の坂野陽平君と副委員長代行の洞口朋子さんが市東さんの家に新たに建てられた監視やぐら(写真)に上り、監視行動に立ち上がった。

 「市東さん奪還まで絶対にこの地は明け渡さないとの思いでやぐらに上りました。やぐらから見える景色は44年間の闘いの勝利性と敵の不正義性そのものです。ともに怒りを燃やし闘おう」(坂野君)「やぐらに上り、そこから伺い知る三里塚の闘いの歴史に感動しました。全学連は勝利までともに突き進むことを決意します」(洞口さん)
 25日からは全国の大学から持ち回りで次々と学生が現地に入っている。監視行動だけでなく、援農、街宣、逮捕者激励など三里塚現地で今必要とされている若い力は、いくらあっても足りないくらいだ。全国の闘う学生は、全学連現地行動隊に勇躍決起しよう。ここは国家権力のむき出しの暴力性と、革命的農民・労働者の固いきずなとが真正面から激突する場所であり、革命を学ぶ学校だ。仲間を連れて三里塚にかけつけ、市東さんを奪還し団結街道を守り抜こう!

 1967年の全学連と三里塚反対同盟との歴史的な合流からすでに40年以上たつが、革命的学生が国家権力との実力闘争の最前線に立つ闘魂と気概をつねに育んできたのが三里塚だった。71年の強制代執行との闘い、80年代の成田用水決戦と2期着工阻止決戦、90年代の団結小屋死守の闘いなどの歴史をとおして、全学連は弾圧を恐れぬ実力部隊として自らを鍛え、日本学生運動の戦闘性を堅持し続けてきた。その蓄積が法大決戦として爆発し、今また団結街道めぐる大攻防戦に突入した三里塚で開花しようとしている。(TN)

市東さんへの勾留延長弾劾!
 絶対に 奪還するぞ!
 5月28日、千葉地裁は市東孝雄さんへの勾留をさらに10日間延長することを決定した。許せない! 市東さんの不当逮捕・長期勾留と、続く萩原富夫さんへの不当逮捕は、三里塚反対同盟、とりわけ敷地内農民に対する凶暴きわまりない圧殺攻撃だ。三里塚闘争はまさに、国鉄・沖縄と並んで日帝・鳩山政権との階級的激突の最先端にせり上がった。

 市東さん、萩原さんの即時奪還なしに労働者階級の闘いの発展はなく、6・13大集会の勝利もない。千葉地裁と警察・検察に対し、全国から抗議の集中を! 不屈に闘う反対同盟を全国全人民の総力で守り抜こう! 萩原富夫さんの勾留理由開示公判が6月3日(木)午後1時から行われる。全力で結集しよう!(正午、千葉地裁正門前集合)。全学連現地行動隊の派遣に続き、全国から援農の組織化を!

労働者のストにより、
ホンダの中国全工場が生産ストップ
 5月24日から中国・広東省仏山のホンダの部品工場(1700名余が就業している)でストライキがあり、今日もなお続いている。この工場は自動車の変速器(トランスミッション)をつくる工場で、この工場から部品供給を受けているホンダの中国に4つある完成車組み立て工場が全部、操業停止に追い込まれた。

 争議は5月17日に、100余人の変速器組み立て職場の労働者が率先して大幅賃上げ要求(2000元から2500元)のストに入ったことから始まった。会社側が回答をすぐ出すと約束し、いったんストは収まったが、21日に「200元しか上げられない」との回答を受け労働者側は再度ストに入る。さらに会社側がストを率先して率いていた労働者を解雇したので怒りが高まり、全面ストに突入して今日に至っている。

 労働者が大幅な賃金要求をしているのは、中国の自動車産業がすさまじいばかりの伸びを見せている中で、労働者(ほとんど農民工)の賃金は残業代を入れて月に1000元程度で、わずかな伸びにとどまっていることへの怒りからである。これはどの自動車会社においても充満している怒りと要求だ。ある調査では、去年の自動車生産と販売の伸びは40%を超えているのに、賃金増加幅はたった9・1%でしかない。自動車産業が農民工らを食い物にして、利潤を上げているのはあまりにも明らかだ。労働者が大幅に賃上げ要求するのは当然すぎるほど当然だ。

 ストをしている労働者の中では、日本から派遣された労働者と現地採用の労働者の間の賃金格差が数十倍もあることへの怒りもある。さらに、ホンダは各地(甘粛省、黒竜江省、湖南省など)の技術学校の生徒を「実習生」という形で、他の従業員より安い賃金や、労働契約をきちんと結ばない形で使うということをもやっている。労働者が感じている日本資本の侵略的な強搾取への怒りは、これまた当然だ。

 その上で、このストライキが重要なのは、沿海部における「民工荒」状態の中で、会社側が全部を首切ることができずに指導者格の2人を解雇するという、闘争破壊の脅しをかけてきていることに対し、強固な団結と激しい闘争意思を固めてストを続けていることだ。

 中国の労働者階級(農民工を含む)の状態は、自動車産業や不動産業を軸にした中国経済のバブル的回復の裏で、搾取と労働者支配が強まり、格差拡大の重圧を一身に受けるものとなっている。富士康という台湾資本の大企業(42万人就業の携帯電話の世界的メーカー)では、ここ半年で12人も宿舎のビルから飛び降りて自殺するという事態が起きている。この現実を労働者に強いているのは、資本であり、同時にこれを後支えしている中国スターリン主義だ。日本労働者階級は中国労働者階級の闘いにとことん連帯して闘おう。(TN)


5月28日(金
昼食はつけ麺 野菜炒めのトッピング 鮭・レタスチャーハン
南米のお友達 あやしい日本人
全学連訪米団ビデオ  怖い顔人形がいると店が賑わう
夕食は鯵の刺身・たたき マグロのカマの塩焼き 三里塚の小松菜のおひたし
初物のとうもろこし ハマちゃんのおごりで焼き鳥
食後に、「街」屋台
ある作業所に通っている人が話してくれた。

その人が通っているのは「障害者自立支援法の法内施設」。就労が目的の施設だ。

『毎朝、朝礼で「社訓」を大声で言わされる。
イヤだったけど、覚えさせられた。今ではスラスラ言える。

そのあと、きのうのこと、昨日何をやっていたか、言わされる。

それから、作業に入るのだか、とにかく就職できることが優先。
今の責任者になってから、ここの就職率が、グッと上がった。
経営の側も、それが実績になるので、かなりこだわっている。
就職したって、障害者枠、でのこと。ボクは一生、障害者のレッテルを貼られて生きていくなんてまっぴらだ。

旅行に行きたいんだけどって、スタッフに相談したら、3日間、まじめに働けたら良いよって言われた。なんでいちいち許可を取らなきゃいけないんだ、って思ったけど、旅行に行きたかったから、遅刻もせずにがんばった。

がんばるしかない、と思わされている。
一緒に働くメンバーも仲間なんかじゃない。ライバルだ。
ストレスがすごい。
あんまりつらいので、今、この作業所をやめようか、どうしようか、迷っている。』


これは「新自由主義作業所」だ!!
こんな作業所、こんな社会、労働者階級の団結で、ひっくり返すしかない。
私達にはその力がある!
沖縄労働者階級の闘いを阻害する社民党
北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」のブログから転載
 「辺野古」をめぐる社民党のスタンスは、福島党首が閣僚署名を拒否する方針とあたかも「反対」姿勢を貫いているかのように見えます。確かに福島党首が仲井真・沖縄県知事にも会い、「辺野古には絶対反対」と再三にわたって表明しています。

 じゃあ、どのようにしたら米軍基地撤去闘争に勝利できるのか、社民党は政党(政治党派)としてその道筋をどう考えているでしょうか?その軸はあくまでも労働者の闘いにあり、基地労働者を中心にし自治体労働者・教育労働者を両翼にした沖縄労働者階級の闘いこそ、米軍基地撤去―日米安保粉砕の闘いの根底にすえられるべきものです。そしてこうした沖縄労働者階級の闘いに国鉄1047名解雇撤回闘争をはじめとした4大産別労働者の闘いが、沖縄―本土を貫いてしっかりと団結・連帯していくことが必要です。

 ところが社民党は、この沖縄労働者階級の最大の共闘者となるべき国鉄1047名解雇撤回闘争の絞殺を図っている張本人ではありませんか!一方ではこうして沖縄労働者階級の闘いを潰すことに直結する策動をしながら、他方で「沖縄闘争への連帯」を語るなど沖縄労働者階級の闘いに“乗っかる”こと以外の何ものでもない。いや、沖縄と本土の労働者の間に分断をもたらし、これほど沖縄労働者階級を愚弄する行為はありません。こうした党派こそ、この7月の政治的流動のなかでその正体を暴いて打倒してやらなければなりません。

 だ  ん   け  つ 2010年5月28日
№368
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

死亡事故への怒り新たに、
青梅、八王子、豊田駅前で街宣
 5月27日、6・13集会のキャラバン隊は、三多摩労組交流センターの仲間とともに、JR青梅駅、八王子駅、豊田駅で街頭宣伝に立ち上がりました。まず私たちは、3月20日に起きた青梅線宮ノ平駅での27歳の青年労働者死亡事故の現地調査を行いました。青年は腐っている木製電柱上での作業を強制され、電柱が根本から折れて下敷きとなり死亡しました。事故の原因は「メンテナンス体制の合理化」であり、保線・電力・信号通信部門の予算・要員の削減です。さらに、JR東会社と一体で外注化・合理化を進めてきたJR東労組や闘いを放棄した国労本部に責任があります。私たちは、怒りを新たにし、労組交流センターこそ徹底的に事故の責任を追及して闘う責任勢力となろうと誓い、街頭宣伝に立ちました。

 「事故に対して何ら責任をとらないJRは許せない。外注化で多くの青年労働者の命が奪われている」「動労千葉はストライキで闘い、外注化を阻止している。6・13で反撃しよう。一緒に闘おう」という訴えに、青梅駅ではタクシーの運転手が熱心にタブロイド版を読み、バス運転手が「新たな全国運動」の賛同署名に応じてくれました。

 また、八王子駅では多くの青年労働者、学生から賛同署名、カンパが集まりました。会社をリストラされた30代の青年労働者は、解雇撤回を貫いて闘う国鉄労働者の存在に勇気づけられ、チケットを2枚購入しました。「国鉄1047名」と聞いて駆け寄ってきた女性は、解決案の核心が労働運動破壊であると知り、「新聞で解決したと報じられていたけれど全く違ったんですね」と怒りをもって賛同署名とカンパをしてくれました。派遣で働く青年労働者と熱心な討論になり、チケットを購入してもらった上で「また会って話しましょう」と連絡先を交換した仲間もいます。街頭での6・13組織化も始まっています。

 残り2週間、1047名解雇撤回闘争と国鉄分割・民営化との闘いはこれからだと全力で訴え、3000人結集を絶対に勝ち取ろう。(T)

国鉄・沖縄と一体で狭山勝利へ! 
広島・福島町で集会
 5月23日、部落解放広島共闘会議は、再審勝利へ不屈に闘う石川一雄さんと固く連帯し、「石川さん不当逮捕47カ年糾弾! 狭山再審闘争勝利! 国鉄・沖縄闘争と一体で狭山闘争・住宅闘争の勝利へ」を掲げて部落解放広島共闘集会をかちとった。「広島差別事件」をデッチあげ、階級的労働運動とプロレタリア革命への憎悪を組織しようとしたファシスト・転向集団=全国連中央の敵対を完全に粉砕し尽くし、福島町の地域交流センター(旧西隣保館)に50人の労働者、学生、市民が結集した。

 基調提起を行った教育労働者は「大恐慌の下、大失業と戦争の過程が階級的労働運動の爆発過程として進む時代に入った。だからこそ国鉄闘争破壊の『解決案』と一体で狭山闘争を解体する3者協議路線が出てきた」と暴露し、「国鉄―安保・沖縄決戦の爆発で鳩山政権打倒へ! すべての力を6・13大集会3000人の結集の組織化へ! ここにこそ狭山勝利の唯一の道がある」と力強く提起した。

 全国連西郡支部と八尾北医療センター、東日本共闘会議からのメッセージ紹介後、国鉄労働者と全学連からの国鉄・安保・沖縄決戦のアピールに移った。大江照己委員長と不当解雇された山田和広副委員長を先頭に動労西日本組合員が全員登壇し、「国労本部派による政治和解の承諾は労働者と労働運動を蹂躙する行為だ。1047名解雇撤回を貫き、“動労西日本ここにあり”という闘いをやる。JR西日本の青年労働者を獲得し組織拡大を実現する。6・13にすべてがかかっている。全員の結集を」と、国鉄決戦への烈々とした闘争宣言が発せられた。広島大学の全学連の仲間は、「5・15沖縄闘争で、安保・沖縄―国鉄決戦で学生、青年が決起する壮大な展望をつかんだ。この闘いの中に狭山闘争勝利と部落解放がある」と述べ、5・23沖縄再訪問であらためて辺野古案強行を宣言した鳩山への怒りを爆発させる沖縄労働者人民と団結し、安保・沖縄決戦に総決起をと訴えた。

 決意表明のトップに立った広島連帯ユニオン草津病院支部は、全国連中央の卑劣な妨害をはね返して「ファイトが出た」という地元福島町で住宅闘争を闘う組合員(集会は仕事の都合で欠席)のメッセージを紹介した。「国鉄1047名闘争を始め、同じ目的を持っている同志の皆さんとともに一致団結して闘いましょう」とのメッセージに拍手が巻き起こった。さらに支部委員長から「当該の組合員を中心に村の仲間を獲得して『闘う全国連広島支部』をつくる、草津病院支部はその先頭で闘う」と力強い発言があった。

 広教組の「日の丸・君が代」不起立被処分者、社保庁分限免職者の平口さん、高陽第一診療所労働組合、婦民全国協広島支部、広島東郵便局部落解放研究会、全国被爆者青年同盟、広島星野文昭さんを救う会から、勝利への確信に満ちた決意が続いた。まとめとして、広島県労組交流センターの仲間が「狭山勝利も国鉄決戦勝利の全国大運動の中にあることが全員の発言から鮮明になった。6・13集会へ、職場で賛同署名を取り、チケットを売ろう。動労千葉の物販闘争を」と方針提起があった。「団結がんばろう」の力強い拳に、すべての参加者の団結と決意が現れていた。(広島・KT)

 
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